3代目社長ご挨拶

代表取締役 平井 伸幸

春陽堂 代表取締役(3代目)
1969年 知多郡東浦町生まれ (54歳)
1988年 合資会社 春陽堂 入社
1989~1992年 工芸大学訓練校で建築内装系表具科を学び、一級表具技能士取得
2001年 有限会社 春陽堂設立に伴い代表取締役就任

■趣味
城めぐり
ゴルフ
呑み鉄旅

■所属(略歴)
東浦町商工会 監事
半田法人会会員
1997~2009年 大府青年会議所(2008年度理事長)
2009年 片葩小学校PTA会長
2012年 東浦中学校PTA会長
2013~2021年 東浦中学校学校評議員
2014年~ 東浦町社会教育委員

お客様はもちろん、私自身がワクワクするような空間作りがしたい

春陽堂は私の祖父惣太郎が昭和8年に創業してから約90年になります。私自身は、高校を卒業してからそのまま家業を継ぐのは嫌だったので、自分のやりたいことってなんだろうって真剣に考えて、全く別の道に進みました。しかしすぐに夢破れて逃げ帰り、行くところがないので、家業である春陽堂に入社しました。それが3代目となった始まりです。でもそれから30年余り、全く他の仕事を考えたことがありません。そういう意味では、天職だったのかもしれません。

ずっと職人としてやってきてましたが、父の代わりに私が営業してお客様の相談にのること、ご提案することが多くなっていきました。私はインテリアコーディネーターの資格は持っていないので、コーディネートに関する専門的な知識があるわけではありません。ただ、職人として数々の現場を経験してきた、机上だけではないご提案ができるものと自負しています。

 プラン作りには時間がかかります。一流のインテリアコーディネーターさんだったら、さらさらってやってしまえるんだろうけど、私はそうはうまくいかない。お宅を下見させていただいて、いろんな見本帳を開いて、大きなサンプルを取り寄せて、時にはショールームをうろついて、自分で納得してやっとご提案ができる。時間がかかります。でもご提案したものがピッタリはまって、思い通りの空間ができた時、お洒落に模様替えができた時は嬉しいですね。お客様が快適で、ワクワクして住まえる様なお部屋作りがしたい。そして私自身がワクワクしたいと思います。

地域で暮らす責任を果たしたい

28歳で青年会議所に入って、地域のためのいろいろな活動をしてきました。その中で沢山の人と関わり合って、様々な経験をさせて頂きました。身に染みて感じたのは、私たちはこれまで地域で支えてもらって生きてきた、沢山の人の力が集まって地域は成り立っている。だから、私自身もお役に立てるものなら地域のために力使わなきゃって思うんです。
地域の役に立ちたい・・、私達のような自営業は特にそういう想いが強いんじゃないでしょうか。
最近ありがたいのは、そういう活動で知り合った方々からお仕事やご紹介をいただけるようになったことです。活動の中で、私自身にご信頼をいただけてきたのかなあと思います。その信頼を裏切らないように、仕事も活動も引き続き頑張っていこうと思います。

表具師としての誇り

祖父や父から、「表具師の『師』は先生の師」と教わって来ました。新築したお宅で、一番最初にお座敷にあげてもらえるのが、表具を納める表具師だそうです。表具師は奈良時代からある仕事で、大きく言えば日本の文化を伝承する者であるのかもしれません。
壁装(壁紙を貼る)のも本来表具師の仕事でしたが、今はクロスだけ貼るクロス屋さんが多いです。だから和紙貼りとかちょっと難しい仕事は、「他のクロス屋さんに断られて」と、当社にご依頼いただけることもあります。
内装の仕事に携わることが多い現在ですが、表具師としての技術や誇りは忘れずに、表具師ならではの細やかな技術と気配りのある仕事を続けていこうと思います。

Copyright© クロス・ふすま・内装 春陽堂 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.